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絵本の読み聞かせのすすめ [国語の学習支援]

絵本読み聞かせ.png


 もし、お子さんが就学前の年齢であれば、ぜひ、取り組んでほしいことがあります。それは、絵本の読み聞かせの習慣です。ここから先は、エビデンスがある訳ではありませんが、誤解を恐れず、私の実感を書きます。


 私の教室の生徒は小学生が中心ですが、国語の文章読解が得意な子と苦手な子がいます。そして、文章読解が得意なお子さんのお母様方にお話を聞くと、就学前に絵本の読み聞かせを、お母様が継続して取り組まれていたお子さんであることが圧倒的に多いのです。


 それは語彙力とか、そういうレベルではなく、その文章の意図を理解したり、その文章と、他の文章や全体のストーリーの中の関係性などをつかむ力など、とにかく読解に対するセンス全般が圧倒的に優れているのです。


 また、読み聞かせをしていた子の多くが、そうでない子と比べて文章を読むのが速い、読書好きになるという実感があります。ちなみに、我が子も早い時期から、読み聞かせをしていましたが、その効果で無類の読書好きです(一晩で、少年少女文庫的なものを4,5冊読みます)。


 最後に、読み聞かせを就学前と書かせて頂いたのは、就学後に効果がないという意味ではありません。就学後でも読み聞かせにより、お子さんの読書習慣を作ることができたならば、きっと素晴らしい効果があり、人生を豊かにすると思います。


 ただ、現時点では、私の中で、読解力向上という点においては、就学後の効果がまだ確認できていないことと(今後、就学前と就学後の比較で情報を集めて行きたい)、効果と言う点では、前述のように、少なくとも、就学前の読み聞かせの顕著な効果が、実感できていることという意味で書かせて頂きました。


それもできれば、早ければ早い時期から始めるほど、効果があるように感じています。


<ご相談・お問い合わせ>

上郷個別教室GIFT 代表 内田雄二(特別支援教育士)
<所在地> 神奈川県横浜市栄区上郷町1367(神奈中バス停 八軒谷戸より徒歩1分)
<電話>  045-390-0880
<メール> yf388755@rc4.so-net.ne.jp
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指折り計算の改善に有効なトレーニング(繰り上がりの計算) [算数の学習支援]

繰り上がりシール1.jpg



 計算を指折り計算する子は、量と数のイメージの一致が弱いと考えられます。そこで、3~10までの合成と分解の練習(ブログ記事参照)が終えた後は、いよいよ繰り上げの足し算の練習をします。ここでも、単に暗記ではなく、10のまとまりを作るイメージを作ることを最優先します。


繰り上がりシール2.jpg



 上記の「8+6」を例に説明します。まず、このように磁石シールを使って、数字を量にイメージ化します。



繰り上がりシール3.jpg


 次に、上記のように、足す数(青6)から、2こだけ足される数(赤8)にシールを移動させて、10のまとまりを作ります。これで、答えが14になるイメージが作られます。


<効果>

 指折り計算をしている子どもに、この指導を続けたところ、しばらくすると、青いシールの2こ分を、自分で指で隠すようになりました。それと並行するように、計算の自動化が始まり、考えずに答えが出てくるようになりました。他の7の段や6の段でも同様の流れで、自動化が進んで行きました。(現在は、6の段までの指導をしています。完了した時点で、また報告します)。2か月前まで、2+4のような計算も指折りしていたので、驚きの進歩だと思います。


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指折り計算の改善に有効なトレーニング(繰り下がりの計算) [算数の学習支援]

繰り下がりシール1.JPG


 繰り下がりを、10のまとまりから引いてから計算する方法を、ボードとシールでイメージを作っていきます。

 まず、12-7の計算を例に見ていきます。



繰り下がりシール2.JPG


 上記写真では、12を赤いシール10枚と、青いシール2枚で表しています。10のまとまりを意識するためです。「12-7」の計算では、10のまとまり(赤)から7を引くイメージを作っていきます。

 計算式で表すと 12-7 → (10+2)-7(写真の状態) → 10-7+2 となります。

それではボード上で、10-7+2を行ってみます。すると次の写真のようになります。


繰り下がりシール3.JPG



 10のかたまりから7を取り除き、下の欄に移しました。すると、赤いシールは 「10-7=3」 の3枚が上の欄に残っています。これに、「10-7+2」の2(青)を足します。すると、答えは5になります。ボードでは「赤3枚と青2枚」で答えが表されています。


<実施した効果>

 すでに指折り計算が抜けなかった子達数名に実施していますが、まず、最初に、引かれる数を、10と残りの数に分解するクセが付き、10から数字を引いていくクセがついて行きました。やがて、「-9」の計算から自動化(この手順を考えなくても計算の答えが出てくる状態)が始まっていきました。

<参考>

 このトレーニングの前に、指折り計算の改善「10までの数の合成と分解」「繰り上がりの計算」を指導しています。そちらもご覧下さい。


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