目で記憶する力を上げると、形をとらえる力も上がる [認知能力トレーニング]
発達障害の子ども達に視野が狭く、注意の幅も狭い子が非常に多いです。
これらが狭いと、全体像がつかめなくなるので、形をとらえる力が弱くなったり、ピンポイントでしか認識していないので、行動も場当たり的になりがちです。
視野が狭い子の中には、眼球運動に苦手さを抱えている子も多いです。
これはビジョントレーニングをすれば効果が上がります。
しかし、斜視の子には眼球運動のトレーニングが難しい場合もあります。
そういった子にとても効果があったトレーニングが絵カードボードです。
視覚性短期記憶(この場合は、位置情報)をトレーニングします。
このトレーニングで驚いたのは、視覚性短期記憶が上がることで、形をとらえる力が上がったことです。
やり方は、ボードに絵カードをはり、数秒見せたあと、伏せます。
そして子どもは記憶を頼りに、自分のボードに置いていきます。
このトレーニングはマス数や、数字や文字から記号にすることで難易度を上げることができます。
また、カードを探し、置いていくという行為が、実は記憶を失わせる妨害刺激になっています。
妨害刺激は、教室で授業を受けるときに、いたるところにあります。
例えば、黒板を写すときにも、自分の視界に入る掲示物、生徒の動き、会話など、いろんなものが妨害刺激になります。
黒板を写すためには、それらがあっても記憶が失われないことが必要です。
<効果実例>
眼球運動に困難があり、視野が狭く、形が正確に捉えられない子にトレーニングを行ったところ、4か月後に図形の模写テストにおいて著しい効果がありました。
部分部分での記憶を保持する力が高まった結果、それらの情報を統合することで、形を正確にとらえることができるようになったという仮説を立てています。
この模写テストの効果については、別のブログ記事「認知能力トレーニングの効果実例」をご参照ください(下記 リンク)。
上郷個別教室GIFTでは、他にも様々な方法で、視覚認知やワーキングメモリを高める方法を行っています。
お子さんに効果を上げるためには、お子さんの今の状況にあったトレーニングを行う必要があります。
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