子どもの才能の見つけ方 [教育の小ネタ]
認知能力トレーニング、国語・算数の学習支援、SSTを行います。
SSTと認知機能について、宮口先生にお聞きした話 [教育の小ネタ]
<ソーシャルスキルトレーニングと認知機能の関連性>
以前、コグトレで知られている医学博士の宮口幸治先生の講座で、興味深い話をお聞きした。
以下、先生のお話の要約です。
SSTとは、(適切に対応できている)人の模倣をするということ。
しかし、もし五感からの情報処理が歪んでいると、模倣は難しい。
よって、そのような子どもにはSSTはなかなか効果が上がらない。
そこで登場するのが、認知機能のトレーニング。
これにより、五感からの情報処理能力を向上させていくことができる。
つまり、SSTの土台を作っていくことができる。
また、模倣は相手の気持ちを理解する上で重要な能力である。
例えば、相手の気持ちを理解するとは、まず相手の状況を頭の中で模倣するということ。
(自分の経験などと照らし合わせながらシュミレーションする)
そして、その中で感じることが、その人にとっての相手の気持ちを理解するということ。
よく「相手に思いやりを持ちなさい」という指導がある。
相手の気持ちが分からない子どもに、この模倣する能力を育てるという視点が、一つの突破口になるかも知れない。
以上です。
GIFTをオープンして以来、ずっと認知能力トレーニングを中心に行っています。
五感の内、味覚、嗅覚以外にアプローチしていますが、それらが伸びて、整ってくるのと比例して、ソーシャルスキルも伸びていくのが実感として感じています。
(実際に人間関係が明らかに広がっていくので)
<注> GIFTでは認知機能トレーニングを認知能力トレーニングと言っています、ほぼ、同じ意味で使っています 。
公式ラインで無料のメルマガを発信中!
時々、教材のプレゼントもあります。惹かれる方は、ご登録くださいね。
申し込みは下記から
上郷個別教室GIFTは、発達が気になる子専門の完全個別スタイルの教室です。
認知能力トレーニング、国語・算数の学習支援、SSTを行います。
問題解決に必要なワーキングメモリ(放送大学の講座より) [教育の小ネタ]
<問題解決に必要なワーキングメモリ>
なぜサザエさん? 最後までお読み頂くと分かります。
以下、放送大学の発達心理学特論より抜粋です。
メタ認知による問題解決過程の自己制御の基盤となるものが「実行機能」です。実行機能は次の3つから成り立ちます。
<実行機能>
(1)ワーキングメモリ
問題解決のために同時に複数の情報を保持し、必要に応じて情報を更新
(2)柔軟性
状況に応じて行動や方略を修正
(3)抑制
問題解決を事前にプランニングし、問題解決に不適切な反応を抑制し、適切な行動に注意を向け遂行
例えば演繹推論をする課題です。
①マキシ君はチョコを青い棚にしまって出かけました
②お母さんがマキシ君がいない間にチョコを少し使って、残りを赤い棚にしまいました
③マキシ君が帰ってきてチョコを食べようと思いました。
さて、マキシ君は青と赤のどちらの棚を探すでしょうか?というものです。
この課題に正解するためには、自分の知る事実を抑制しつつ、他者の誤信念を処理するという、様々な情報を同時に処理しなければなりません。
ワーキングメモリや抑制の制御が必要となります。
ワーキングメモリの容量が高まると、柔軟性や抑制の能力が高まります。
実際に、演繹推論の課題ではワーキングメモリの容量が高いほど、正解率が高いことが確認されているそうです。
ちなみに、後だしジャンケンで負けるゲームなどの遊びは、ワーキングメモリを鍛えるのに有効だそうです。
確かにこの遊びと上記過程を比較すると、状況を理解しつつ、自分の勝ちたいという衝動を抑制する力が必要ですよね。
ぜひ、サザエさんと、やってみてはいかがでしょうか。
公式ラインで、無料のメルマガを配信しています。
惹かれる方は、ご登録くださいね。
申し込みは下記から
<ご相談・お問い合わせ>
上郷個別教室GIFTは、発達が気になる子専門の完全個別スタイルの教室です。
認知能力トレーニング、国語・算数の学習支援、SSTを行います。