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子どもの才能の見つけ方 [教育の小ネタ]

得意と苦手.png
 お子さんの苦手さは非常に目につくけれど、得意がなかなか見つけられないというお母様、おられませんか。
   
実は、子どもの得意を見つける2つの方法があります。
   
1つ目> お子さんの苦手さの逆を見る方法
  
例えば、人に話したり、自己表現をするのが苦手と言うお子さんは、その反対の能力、たとえば、話を聞いて、それを記憶しておく力が得意だったりすることがあります。
      
 つまり、自分の苦手さを補うために、違う能力で自分をフォローしようとするため、その能力を伸ばしていたりするのです。
 
 聞いて覚えるのが苦手なお子さんは、見て考える力や、人に助けを求める力を伸ばしているかも知れません。
   
お子さんの苦手さを、お子さんがどのように補おうとしているか個人差がありますので、観察してみてくださいね。
     
きっとお子さんの得意のヒントが見つかります。
   
<2つ目> 今、当たり前にできていることが得意で、その子の強み!
   
 えっと思われるかも知れません。
   
しかし、教員をしていていろんなお子さんを見ていると、その子が普通にやっていることが、実は他のお子さん達ができるとは限らないことが、たくさんあるのです。
   
 しかも、本人にとっても、ご家族にとっても当たり前なので、気付かれないことが多いのです。
   
 以前、積木の課題で、図を見せて、積木を積むように伝えました。すると、結構複雑な形なのに、その子は何と、向かい合わせの私の方に向けて(180°反転させて)、その形を作ったのです!
   
しかし、本人にとっては当たり前のことでしたし、保護者の方も、他の子も普通にそれができると思われていたようです。
   
 こういう事例でなくても、問題なくできていることは、その子の強い能力が使えているからなのです。
   
 しかし、当たり前にできることは、本人も、ご家族も困らないことなので、スルーされがちです。
  
「これやって、・・・正解、じゃあ、次」みたいに(笑)。
     
 ぜひ、本人にとって、それが得意なことであると自覚できるように、当たり前に出来た時に「当たり前にできるの、すごいね」とほめてあげてください。
   
その能力はぐんぐん伸びていきますよ!
   
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上郷個別教室GIFT 代表 内田雄二(特別支援教育士)
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SSTと認知機能について、宮口先生にお聞きした話 [教育の小ネタ]

 認知能力トレーニングとSST.png


<ソーシャルスキルトレーニングと認知機能の関連性> 


  以前、コグトレで知られている医学博士の宮口幸治先生の講座で、興味深い話をお聞きした。


以下、先生のお話の要約です。


SSTとは、(適切に対応できている)人の模倣をするということ。


しかし、もし五感からの情報処理が歪んでいると、模倣は難しい。


よって、そのような子どもにはSSTはなかなか効果が上がらない。


 そこで登場するのが、認知機能のトレーニング。


これにより、五感からの情報処理能力を向上させていくことができる。


つまり、SSTの土台を作っていくことができる。


また、模倣は相手の気持ちを理解する上で重要な能力である。


例えば、相手の気持ちを理解するとは、まず相手の状況を頭の中で模倣するということ。


(自分の経験などと照らし合わせながらシュミレーションする)


そして、その中で感じることが、その人にとっての相手の気持ちを理解するということ。


 よく「相手に思いやりを持ちなさい」という指導がある。


相手の気持ちが分からない子どもに、この模倣する能力を育てるという視点が、一つの突破口になるかも知れない。


 以上です。


GIFTをオープンして以来、ずっと認知能力トレーニングを中心に行っています。


五感の内、味覚、嗅覚以外にアプローチしていますが、それらが伸びて、整ってくるのと比例して、ソーシャルスキルも伸びていくのが実感として感じています。


(実際に人間関係が明らかに広がっていくので)


<注> GIFTでは認知機能トレーニングを認知能力トレーニングと言っています、ほぼ、同じ意味で使っています 。


 


 


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問題解決に必要なワーキングメモリ(放送大学の講座より) [教育の小ネタ]

ジャンケン.png


<問題解決に必要なワーキングメモリ> 


なぜサザエさん? 最後までお読み頂くと分かります。


以下、放送大学の発達心理学特論より抜粋です。


 メタ認知による問題解決過程の自己制御の基盤となるものが「実行機能」です。実行機能は次の3つから成り立ちます。


<実行機能>


(1)ワーキングメモリ


問題解決のために同時に複数の情報を保持し、必要に応じて情報を更新


(2)柔軟性


状況に応じて行動や方略を修正


(3)抑制


問題解決を事前にプランニングし、問題解決に不適切な反応を抑制し、適切な行動に注意を向け遂行


例えば演繹推論をする課題です。


①マキシ君はチョコを青い棚にしまって出かけました


②お母さんがマキシ君がいない間にチョコを少し使って、残りを赤い棚にしまいました


③マキシ君が帰ってきてチョコを食べようと思いました。


さて、マキシ君は青と赤のどちらの棚を探すでしょうか?というものです。


 この課題に正解するためには、自分の知る事実を抑制しつつ、他者の誤信念を処理するという、様々な情報を同時に処理しなければなりません。


ワーキングメモリや抑制の制御が必要となります。


 ワーキングメモリの容量が高まると、柔軟性や抑制の能力が高まります。


実際に、演繹推論の課題ではワーキングメモリの容量が高いほど、正解率が高いことが確認されているそうです。


  ちなみに、後だしジャンケンで負けるゲームなどの遊びは、ワーキングメモリを鍛えるのに有効だそうです。


確かにこの遊びと上記過程を比較すると、状況を理解しつつ、自分の勝ちたいという衝動を抑制する力が必要ですよね。 


ぜひ、サザエさんと、やってみてはいかがでしょうか。


 


 


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