「絵つなぎパズル」で同時に複数の事に注意する力を伸ばす [認知能力トレーニング]

絵つなぎパズルはご存じですか?
同じマークどうしを線で結ぶものです。
発達障がいのある子は、同時に複数のことに注意することが苦手な子が多いですよね。
このパズルは、そのトレーニングができます。
特に、ADHD傾向のある子には、衝動を抑え、じっくり考える力。
自閉症スペクトラム傾向の子には、柔軟な思考力のトレーニングができます。
さて、パズルは次のルールがあります。
①1つのマスに、線は1本しか書けない
②線どうし、交わってはいけない
③マスをナナメにわたるのは禁止(つまり、左右と上下のみOK)
このパズルを解くには、どのマークから手をつけるか、とても重要になります。
例えば、例題ですと、ハートどうしを何も考えずに四角の間を通して結んでしまうと、四角が結べなくなってしまいます。
つまり、全体を俯瞰して、優先順位を考える必要があります。
そのため、プランニング能力のトレーニングになります。
また、1つのマークのつなぎ方を考えながらも、他のマークをつなぐ道を塞いでいないか、注意を分散する必要があるため、同時処理能力も高めることができます。
優先順位を考える力は、学習でも人生でも、非常に大事ではないでしょうか。
たとえば、学校のテストの場面。
難しい問題に関わっていて、できる簡単な問題をやる時間がなくなったら、もったいないですよね。
算数の文章題を解くにも、どの要素から着目していくのかとても重要です。
また、就職を考える時にも、優先順位を給与に置くのか、安定に置くのか、やりがいに求めるのかなど、考えますよね。
恋と結婚は別問題、というシビアな話は、まさに優先順位を考える能力でしょう。
また、同時処理能力も重要です。
もし、この力が極端に弱かったら、自動車の運転は大変危険なものになるでしょう。
こういった基礎能力を、パズルなどで伸ばしてみるのも良いですよね。
上郷個別教室GIFTの認知能力トレーニングでは、こういったパズルがどのような能力を高めているのかを見極めた上で、子どものトレーニングに多数、取り入れています。
<追加記事>
これをしばらく続けた子は、細部からではなく全体を見て考える力が伸びました。
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