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指折り計算の改善に有効なトレーニング(繰り上がりの計算) [算数の学習支援]

繰り上がりシール1.jpg



 計算を指折り計算する子は、量と数のイメージの一致が弱いと考えられます。そこで、3~10までの合成と分解の練習(ブログ記事参照)が終えた後は、いよいよ繰り上げの足し算の練習をします。ここでも、単に暗記ではなく、10のまとまりを作るイメージを作ることを最優先します。


繰り上がりシール2.jpg



 上記の「8+6」を例に説明します。まず、このように磁石シールを使って、数字を量にイメージ化します。



繰り上がりシール3.jpg


 次に、上記のように、足す数(青6)から、2こだけ足される数(赤8)にシールを移動させて、10のまとまりを作ります。これで、答えが14になるイメージが作られます。


<効果>

 指折り計算をしている子どもに、この指導を続けたところ、しばらくすると、青いシールの2こ分を、自分で指で隠すようになりました。それと並行するように、計算の自動化が始まり、考えずに答えが出てくるようになりました。他の7の段や6の段でも同様の流れで、自動化が進んで行きました。(現在は、6の段までの指導をしています。完了した時点で、また報告します)。2か月前まで、2+4のような計算も指折りしていたので、驚きの進歩だと思います。


<ご相談・お問い合わせ>
 上郷個別教室GIFT 代表 内田雄二(特別支援教育士)
<所在地> 神奈川県横浜市栄区上郷町1367(神奈中バス停 八軒谷戸より徒歩1分)
<電話>  045-390-0880
<メール> yf388755@rc4.so-net.ne.jp
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