支援教材の実例 算数の実践例 6 あまりのある割り算 [算数の学習支援]
<あまりのある割り算>
割り算は基本、九九を使って解きます。しかし、九九がまだ習熟していない子にとっては割り算は苦手ですよね。その時にオーソドックスな支援は九九表を見ながら解く方法。しかし、この方法でも次の点のどれかにつまづく子にはハードルが高いかも知れません。
<つまづきポイント>
①九九表のどの段を参照したら良いか分からない ②段が分かっても、商を確定(その段の積から、割られる数に一番近くて、割られる数より小さい数を探す作業)するのに混乱する ③商は確定できたが、あまりを計算するための引き算の立式ができなかったり、引き算が苦手
そのような子には、写真のように原点に返ったテンプレートが有効です。
<例題> 47÷6 <答え> 7 あまり 5
やり方は単純。
ステップ1 : 50個ある〇が、わられる数の47になるように3つ、線を引いて消す
ステップ2 : 写真のように、割る数の6ずつ、囲んでいく
ステップ3 : 囲めた数が答え(商)、囲めなかった数があまり
単純ですが、試すと正解率はほぼ100%でした。また、割り算の概念理解にもつながります。テンプレートで練習し、いずれ、自分で〇を書くように練習できれば更に良いです。欠点は、数が多いと対応できない。〇を書く間隔や大きさにバラツキがある子はミスしやすい(その場合はテンプレートや方眼紙を用意)などです。
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