漢字を短冊状にするわけ(気持ちの切り替えが苦手なこへのちょっとした配慮) [国語の学習支援]
GIFTでは、覚えた漢字の確認をする時に、すべての子にではないですが、上記のような短冊状に切って、お子さんに渡します。
なぜかというと、できない漢字があると、それに気が取られてしまい、先に進めなかったり、気持ちが萎えたり、イライラしてしまうお子さんもいるからです。
そういった気持ちの切り替えが苦手なお子さんは、目の前にできなかった漢字があると、それが気になって仕方がありません。
だから、できなかった漢字は、その場から見えない所に下げてしまうという作戦です。結構効果があります。
また、漢字の確認に取り組む前に、次のようなカードを使ったSSTを行っておきます。
このようなカードを見せ、書けない漢字があった場合は
①20秒考えて分からなかったら、とばす
②他の予定の漢字を取り組んだら、もう一度再挑戦する(思い出すことがあるから)
③20秒考えて、思い出せなかったら、今回はあきらめる、
という流れを事前に確認しておきます。
特に気持ちの切り替えが苦手な子達に共通して言えるのは、「とばしたり、あきらめたりするタイミングが分からない」があります。
そのため、こにように時間を事前に決めておいてあげる方が楽な子も多いのです(キッチンタイマーが良い)。
また、気持ちの切り替えが苦手な子達の中には、少なからず、ヒントをもらったり、助けを求めたり、答え合わせが苦手(気持ち的に)という子もいます。
そういった子は、分からなかった漢字は場面を変えて学習(家で次回までの宿題にする、や、他のプログラムを行ってから確認)した方が良い場合も多いです。
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