視覚認知が弱い子の九九L字型定規を使った割り算 [算数の学習支援]
<割り算の支援>
割り算を解くには、かけ算を使うのですが、かけ算をどのように使ったら良いのか、また、その前提となる九九表をマスターするのが難しい子もいます。そのような子の支援の実践例です。
<支援方法>
①機械的に、割り算の、割る数と、割られる数を抽出する練習をする。(教科書通りです)②九九表と、その九九表に合わせて作ったL字状の定規(九九の縦横が交わるところに穴が開いている)を用意③まず、割る数のところに定規を合わせ、九九表の何の段が使われるのか確認、次に、×1、×2とL字定規をずらしていく④L字定規の穴に、割られる数が出てきたらストップ。その時の×?が答えとなる。このような支援をしました。
<効果>
視覚・視空間認知が苦手な子には、L字定規が負担を減らします。また、かけ算の見立てがこれで補えます。実際に数人の子に試してもらったところ、有効でした。
この支援教材の欠点は割り切れる数にしか対応していないところです。慣れてきたらL字型定規は外したら良いと思います。
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