「レジリエンスを育てる本」 講談社
<レジリエンスを育てる本> 講談社
監修 藤野博(東京学芸大学教授) 日戸由刈(横浜市総合リハビリテーションセンター)
<内容と感想>
レジリエンスはビジネスでも取り上げられます。落ち込むことを肯定し、落ち込まないことよりも、そこから立ち直ることができる、「しなやかな心」を持つことを目指すというものです。保護者向けの本で、主張がはっきりしており、非常に読みやすいのに内容が深いです。
特にこの本は、発達障害の子の子育てにフォーカスしており、レジリエンスを育てる具体的な手段と手順について、明確に書かれています。例えば、〇生活習慣を整えることで、子どもは安心して自分の力を発揮できるようになること。〇ほとんどできていることを目標にすること〇人を頼って成功する体験を積み重ねていくこと、など、ポイントやそのためのアイディアが書かれています。本当は難しいだろう内容を、専門用語を使わず、ここまで分かりやすく書かれていることに、感動しました。小難しく書いてあるばかりで、結局何をすべきかがはっきりしない本がある中、この本はおすすめです。
タグ:教育書籍
2016-09-06 19:04
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