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マズローの成長動機と欠乏動機 [教育の小ネタ]

 先日の研修会でマズローの自己実現論についてのお話がありました。マズローの「欲求の階層説」については、何となく知っていたのですが、成長動機(高次動機)と欠乏動機(低次動機)については知りませんでした。

<概略> 

 マズローは人は成長動機に動機付けられる人間と、欠乏動機に動機づけられる人間の2種類に分かれる。欠乏動機に動機づけられた人間が最も幸福を感じるのは、その「欠乏」が満たされたときである。欠乏という緊張を解消することである。そして、そこで手に入る幸福は、多くの場合、他者からの評価や、地位や名声の獲得に左右される。

 それに対し、成長動機に動機づけられた人間は、埋め合わせるべき何の欠乏も持っていない。彼らは、より完全な人間へと成長していくことを目指しており、生きている経験を豊かにすること、そして、日々、喜びやエクスタシーを体験すること、そのこと自体に幸福を感じる。彼らは緊張を解消しようとするのではなく、むしろ新しい挑戦を通じて、緊張を得ようとする。

 マズローのいう「自己実現する人間」は、「欠乏動機」から解放されて、「成長動機」にもっぱら動機づけられ、より完全な人間へとひたすら成長する姿である。

 私は、残念ながら「欠乏動機」の段階です。自分の幸せを、他の誰かの評価や足りないものを満たすことに根差したものではなく、日々、その瞬間瞬間を味わい、楽しみ、感謝しつつ、「うまくいっていてもいっていなくても、私の人生はいつもOK!」みたいな境地で生きることができる(なんだか禅の思想に似ていますね)人間になれたら素敵だなと思いました。

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       上郷個別教室GIFT 内田雄二 

 

 


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