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苦手な認知能力が伸びると、新たな能力を獲得できる(実例) [認知能力トレーニング]

認知の図(新).png

発達障がいの子達の天才性を輝かせる認知能力トレーナー、内田雄二です。

 

 認知能力トレーニングを行っていると、ある土台となる能力が高まることで、子ども達が新たに、次の能力を発展的に獲得していく場面をたくさん見ています。


まだまだ検証段階ですが、生徒の実例で、感触があったものを上げたいと思います。


<例1> 注意・集中する力が高まったことで、話を聞きとる力が伸びてきた。


また、漢字の細部が覚えられるようになったり、描画能力が上がり始めた


<例2> 視覚認知能力が高まったことで、その能力が土台になり、WISCでいう行列推理などの、規則性や変化の法則を見つける力が急激に伸び始めた(図では、考える力)。


<例3> 視覚的にイメージする力が弱い子、または、聞いて言葉で覚えるのが苦手な子が、そのどちらかの能力が高まった結果、両方の力が連携するようになり、「聞いて考える力」が急激に伸びてきた。


<例4> 衝動性を抑える力が高まったことで、先を考える「プランニング能力」が伸びてきた。また、じっくり考える能力が伸びてきた。


<例5> 眼球運動の運動性が高まることで、注意、集中する力が高まった。


または、視野が狭かった子は、眼球運動の運動性が上がることで、視野が広がった結果、視覚的な気づきや、注意の幅が広がり、結果として、思考の幅も広がってきた。


<例6> 文章読解が極端に苦手だった子が、語彙数を高めるトレーニングを継続した結果、読解力が上がってきた。


 ただ、これに関しては200語程度増えた段階から変化が見られたので、語彙そのものよりも、言葉に対する意識が高まったことが大きいのかも知れず、まだ断定できない。


語彙はマンガ的なものを利用して増やした。


<例7> 目と手の協応が苦手な子に、視覚認知能力のトレーニングと、指先訓練を継続して行った。


 すると、ある程度の高まりの中で、漢字が覚えられるようになった。その後、折り紙の楽しさに目覚め、そのことが、その子の視空間認知能力と、プランニング能力を急激に高めることになった子もいた。


<例8> 軽度知的障がいと診断された子が、各分野の認知能力トレーニングを長期で行った結果、現在は、詰将棋(将棋の最終局面を取り出した日本伝統的なパズル)の初段問題に正解している(3手詰)。


<例9> 言語性ワーキングメモリ(聴覚性)が高まったことで、計算スピードや暗算能力が伸びた。


<例10> 支援級の子が、一般級の授業に参加できるようになり、しかも、テストでも一般級のクラスの平均より上の点数を取るようになった。


 このように、まだ検証、経過観察中(学術的な研究ではない、あくまで感触)とは言いながら、非常に手ごたえを感じています。


 認知能力トレーニングは面白いです。そして大きな可能性を感じています。


また、折を見て、事例を紹介していきたいと思います。

 

 

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