ADHD傾向の子の音読にも「/」入れは有効 [国語の学習支援]
※小2国語 「スーホの白い馬」より
今回は「/」入れの支援が、ADHD傾向のある子の音読にも、非常に有効というお話です。
国語の音読でスムーズに読めない子は、けっこういますよね。
そのような子には、このような「/」スラッシュを、言葉の区切りに入れるという支援が、よく知られています。
この支援は、特に語彙力のない子や、単語としてのまとまりでとらえるのが苦手な子に、まず有効です。
語彙力がないので、上記のような「ひらがな」の文章だと、単語の区切りが分からないからです。
しかし、今回、ご紹介したいのは、このスラッシュ入れの支援が、ADHD傾向のある子にも有効な支援になり得るというお話です。
それというのも、ADHD傾向のある子は、行動が多動なだけでなく、実は視線の動かし方も多動であったりします。
そういう子は、文章を一行読むときにも、無秩序にいったりきたりを目まぐるしく行う訳です。
しかも、思ったところの文字で止まれずに、視線が行きすぎてしまいます。
「行ったり来たりすれちがい~」と昔の歌にありそうな状況で、読んでいるわけです。
しかし、この「/」入れをしてあげると、そこが目印になって、視線のブレーキがかかるんですね。
実際に、ADHD傾向のある子がかなり読み間違えたり、勝手読みをしていた文章に「/」を入れてみたところ、驚くほどミスが減り、スムーズに読めました。
また、これは単に音読にとどまらず、スムーズに読める分だけ、読む負担が少ないので、理解も進みます。
もっとも、支援者が読み上げてあげるのが一番理解しやすいんですけどね(笑)。
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