奇跡! 自画像がこんなに変化! その理由は [認知能力トレーニング]
次の自画像は、すべて同じ子(GIFTの生徒)が描いたものです。
この子の最初に書いた自画像は一番左です。
その後、一度も画像の絵を描く練習はしていません。
指示も1回、「なるべく、自分の絵をそっくりに描いてください」と伝えたのみです。
なぜ、こんなに変化したのでしょうか。
それは、トレーニングで「認知脳力」が伸びたからです。
①2018年は認知能力トレーニング(コグトレ)開始直後の絵です。
顔の部位が描けていません。
②2020年はトレーニングを始めて1年半が経過したものです。
鼻・口が登場し、顔に表情もあります。
この頃から、同じクラスの子への関心を持つようになりました。
学力も飛躍的に伸びました。
③2021年では、耳、のど、そして関節が登場しています。
そして眼鏡やクツが登場しました(眼鏡は18年から、かけている)。
この頃から、ストーリー性のある漫画をたくさん読み始めました。
具体的にクラスメイトや後輩との関係ができ初め、また、自分が他人からどのように見られているか、少し意識が向くようになってきました。
次は、この子のWISCⅣ検査で測定された、認知能力の伸びです。
自画像と絵と、測定年月日がずれていますが、青が認知能力トレーニングを始める前で、赤がトレーニング後です。
最初の自画像の真ん中の絵を描いたのが、この頃です。
このことから、年齢の成長からくるものは、あるものの、認知能力の伸びと、自画像の変化がリンクしていると考えられます。
この間、別記事で取り上げたクマ歩きや、紙ちぎりなどのトレーニングもご家庭で行ってくださり、ボディイメージの形成を促したと考えられます。
2018年と、2021年では、おそらく、この子の世界の見え方、感じ方は、まったく違うものになっていると思います。
彼は今、将来、大学に進学し、歴史か心理学を勉強したいと言っています。
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