ワーキングメモリを鍛えると処理速度が上がる?(トレーニング動画付き) [認知能力トレーニング]
特別支援教育士の内田です。いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます。
さて、WISC検査では処理速度を測定します。
処理速度自体は本来は、パソコンでいう、CPUのスピードのようなものですが、実際に純粋に人間の処理速度を測定するのは非常に難しく、様々な要素の影響を受けます。
例えば、その作業が手書きであれば、指先の不器用な子のスピードは影響を受けます。
その中で、私が重要と考えているのがワーキングメモリです。次の課題をご覧ください。
これは、左右の数字を見比べて、違う数字を見つけるという課題で、右の数字の違っている数字を〇で囲みます。
実際には10題あり、そのスピードと正答率を測ります。
この課題を言語性ワーキングメモリが弱い子に試したところ、その子の場合、数字を3ケタずつ覚えて、左右を見比べていることが分かりました。
それだと、時間がかかる上に、次の3ケタの読み始めの部分で間違えやすく(眼球運動が苦手な子はなおさら)、実際に間違えていました。
このように、実際に学習や、仕事の作業のスピードにはワーキングメモリが大きく関わっています。
ワーキングメモリを高めることで、作業のスピードを改善できることが分かります。
また、ミスも減らす効果があることも分かります。
実際に、言語性ワーキングメモリが高まると、百マス計算のスピードが速くなります。
<注意>WISCで測定しようとしている純粋な処理速度が上がったのではないことに注意。
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