「記憶しりとり」で家族で楽しくワーキングメモリと想起をトレーニング [認知能力トレーニング]
今回紹介するのは、「記憶しりとり」という、とっても簡単なワーキングメモリと想起のトレーニングです。
ワーキングメモリとは、心のメモ帳とも言われ、作業に必要な間だけ、記憶していたり、記憶している情報を、活用できる力です。
ワーキングメモリが弱い子は、ちょっとの刺激(妨害刺激)で記憶していたことが分からなくなるので、話を理解するのも難しくなったり、集中力も続かなくなります。
ワーキングメモリは近年の研究で、学習能力と深い関りがあることが知られています。今回のトレーニングは耳からの言語性ワーキングメモリをトレーニングします。
また、想起とは記憶したことを思い出す力です。
もし、お子さんが覚えたことを、すぐ忘れたり、突然思い出したりと記憶が安定しないように見えるなら、それは記憶出来ていないのではなく、記憶を意識上に取り出す力、すなわち想起が弱いということです。
<トレーニングの仕方>
普通のしりとりを、親子で行います。ただし、少しルールが違うのは、必ず、今まで出てきた、しりとりの言葉をすべて復唱するというところです。
こんな感じです。
1回目 りんご
2回目 りんご、ごりら
3回目 りんご、ごりら、らっぱ
これをお互いに限界まで続けていきます。
この場合、しりとりを考えるという行為や、復唱するという行為が妨害刺激となり、妨害刺激に負けずに記憶を保持するワーキングメモリが鍛えられます。
また、しりとり自体が、想起のトレーニング効果があります。
更に、記憶しりとりは、記憶したことを毎回となえる時には、唱えた前の言葉が呼び水になって、次の言葉が想起されます。
それまでは、ほとんど意識に無いのに、次の言葉が出てきます。この、ワーキングメモリと想起の体験を、体感してみてください。
また、道具も何もいらないので、お子さんとのお風呂タイムや、ご家族でのドライブタイムや、レストランでの待ち時間にどうぞ。
楽しく、有効に隙間時間が使えます。
惹かれる方は、ご登録くださいね。
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