子どもの伝える力を高める絵伝えゲーム(データを無料配布) [SST]
特別支援教育士の内田です。
自分の思いを伝えるのが苦手な子のために開発した、GIFTオリジナルトレーニングです。
それは絵伝えゲーム!
このトレーニング、やった子達の、気づきと成長がすごいです。
次の動画(5分)で実演しますのでご覧くださいね。
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<公式ライン>
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<トレーニングの実際の効果>
自閉症スペクトラム(知的には遅れがない)子達、数人にこのトレーニングを行ったところ、非常に興味深い効果がありました。
それは当人の、ゲームの相手(このトレーニングではお母さん)に対する気付きが格段に増えたことです。
<変化の例>
①最初は自分の思いを一方的に説明するだけであったのが、相手が自分の説明を理解していないと感じると、別の説明の仕方を考えるように変わっていった。
②自分が説明したあと、自分の説明通りに相手が行っているか、確認をするようになった。
③前もって、相手がミスしそうなことを予想し、先回りしてフォローする子も現れた。
相手に関心を持ったり、相手の非言語的な様子への気付きが苦手な、自閉症スペクトラムの子達の特性を考えると、この変化には私も、非常に驚いています。
また、そもそも状況に合わせて説明の仕方を変える(つまり、別㋔手段を取る)ことが無茶苦茶苦手で抵抗があるはずの彼らが、それを始めたことも驚きです(ゲーム性の効果)。
また、自閉症スペクトラムの子は、相手と場や気持ちを共有するのが苦手です。
このゲームは相手と一緒に協力して達成していくゲームなので、成功した時の喜びを共有しやすいところも良いと思っています。
<絵伝えゲームとは> やり方と詳しい説明
コミュニケーション能力と問題解決能力を鍛えるためのトレーニングです。
絵カードを子どもに見せ、お母さんに、その絵を言葉で説明します。
ジェスチャー等は禁止です。
お母さんは、その説明を聞きながら、絵を書きます。
そして、カードと同じ絵が書けたら大成功というものです。
このトレーニングの良いところは、相手の反応で、自分が伝えたと思っていることが、本当にきちんと伝わっているかが、明確に確認できることです。
たとえば、最初の絵を説明する時に、子どもの説明に多いのは「丸の中に三角を描いて」です。すると、お母さんは、おそらく次のどちらかの絵を描くでしょう。
ここで、子どもは、三角形の向きや、大きさの情報が足りなかったと気づく訳です。
子どもは自分の知識や考え方が、他の人も同じように共有していると考えがちです(笑 そこがかわいいところですが)。
しかし、実際には自分の伝えたかったことが、相手が違う受け止め方をすることがあり、このゲームでは、そのことを体感することができます。
お互いに受け止め方が違うかも知れない、ということを知ることは、「多様性」を学ぶことの第一歩だと思います。
コミュニケーションが上手、下手とは、どれだけ言葉を知っているかではなく、どれだけ相手の立場を想像できるかではないでしょうか。
他、表現力も、もちろん磨かれます。
例えば2つめの、「白い三角形と、黒い三角形の図形」、あなたなら、どう伝えますか。
子ども達は個性豊かです。
ある子は、三角形のとがったどうしをくっつくように描く、と伝えますが、ある子は、「ちょうちょの羽」や、「お笑い芸人のネクタイ」、「食べたあとのしじみ」など、いろんな伝え方をします。
相手にどうすれば伝わるかを考えながら、伝え方の手順を考えたり、比喩を使うなど、様々な学びを楽しく経験できます。
そして、最後には達成感を、お母さんと子どもでいっしょに味合うことができます。
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