認知能力トレーニングの効果実例 [認知能力トレーニング]
認知能力トレーニングの効果
特別支援教育士の内田雄二です。いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます。
上郷個別教室GIFTで、ある生徒に認知能力トレーニングを行いました。
週1回、20分~30分、10回実施した結果です。
トレーニング内容は視覚認知トレーニングと視覚性短期記憶、視覚性ワーキングメモリのトレーニングを行いました。
トレーニング期間中には、下記図形の模写練習などはしておりません。
認知能力自体の向上があったのかを見たかったからです。
比較すると、形や線の向きを以前より適格にとらえるようになっています。
また、トレーニング期間の間での本人の学校や家庭での活動もあるので、断定的評価はできませんが、ごく短期間と短いトレーニング時間でも効果があったと判断しています。(個人差はあると思います)
<仮説> なぜ効果があったか
視覚認知能力のトレーニングだけでなく、視覚性の短期記憶とワーキングメモリのトレーニングを組み合わせたことで、各部分の形状や位置を記憶し、それを全体の形として統合する力が高まったのではないか。
それが形をとらえる能力向上の相乗効果を生んだのではないかと推察しています。
<所感>
視覚認知能力につまづきがあると漢字の学習や、算数の筆算などで間違いが多くなり、何度やってもできないと、その子の自己肯定感を下げてしまいます。
それは学習面だけではなく生活面、社会生活でも同様の状況が考えられます。
学習においては支援教材で補う方法も研究しております。
しかし、すべての生活面、社会生活の場面で用意することは不可能です。
基盤となる認知機能の能力(以下、認知能力)を伸ばすことで、そういった子の、負担が少しでも減り、その子が生きやすくなればと願っています。
認知能力は、あらゆる学習の基盤となる能力です。
学習は教科学習だけではありません。
学校を卒業した後、更に必要とされる能力です。
そして、これらの能力を育てることにより、その人本来の才能を開花させる一助となる可能性も持っています。
いずれにせよ、その獲得した認知能力の、応用範囲は生涯のあらゆる場面に及び、その人を支え続けるでしょう。認知能力トレーニングが、将来、新しい教育の一分野として発展していくことを期待しています。
このようなロマンを感じつつ、認知能力トレーニングを、引き続き探求してまいります。
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