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「手作りジオボード」 目と手の感覚を使ったビジョントレーニング [認知能力トレーニング]

発達障がいの子達の天才性を輝かせる認知能力トレーナー、内田雄二です。


さて、手作りジオボードは目と手の感覚を使って、形をとらえる力を高める教具です。


シートの図形を見ながら、輪ゴムをかけてつないでいきます。


視覚認知を高めるジオボード   ← こちらをご覧下さい


プランニングを高めるジオボード ← こちらをご覧下さい

 


購入するとそれなりの値段がしますが、百円ショップで画ビョウ(ダルマピン)と、木板、カラーゴム、発泡スチロール板 で作れます。(メーカーさんゴメンなさい)


ジオボード.JPG 


 


 ジオボードシート.JPG


 さて、ジオボードは点つなぎと似ていますが、実際にトレーニングに使ってみて次の点が、圧倒的に優れていると思います。


(1)視覚と触覚の両方の刺激で、形をとらえていく訓練ができる。


特に触覚の刺激が他教具と比べても大きい。


(2)ゴムの伸び縮みによるトレーニング効果が大きい。


まず、伸縮の力の変化を指先に感じることで、触覚的に長さをとらえることができるのはジオボードならではの効果。また、視野の狭い子(視覚的、認知的)に体験的に視野を広げる活動を促す。


(3)同じ形を作るにも、ゴムのかけ方も、本数もいろいろ変えられるので、 点つなぎとくらべて方略の選択肢が多い(ゲーム性が高くなる・プランニングのトレーニング効果)


(4)鉛筆がうまく操作できない。まっすぐ線が引けない子でも、トレーニングできる。


 ただ、点つなぎほど、複雑な課題が作れなかったり、自由度がないところが、ジオボードの欠点です。


ここから先は私の私見ですので、ぜひ、みなさんにご意見を伺いたいです。


それは、ジオボードはメタ認知を育てるツールとして優れているのではないかという考察です。


 メタ認知の過程として


①プランニング(問題解決の方法を計画)


②モニタリング(問題解決の進行を監視、確認)


③自己評価(自己の遂行や答えの適切さを評価)


④自己コントロール、があります(放送大学、第11回発達心理学概論より)。


 ジオボードはこれらの活動すべてを含んでいます。


ジオボード使用の通級などでの報告書を見ていると、視空間認知能力のトレーニング効果が高かった(指導目標達成が予定より早かった)というものがあります。


これは視空間認知に加え、このメタ認知能力も育ち、相乗効果を生んだのではないかと推察しています。


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