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支援教材の実例 算数の実践例 1 (足し算繰り上がり アナログ時計) [算数の学習支援]

<足し算の繰り上がり> 

 実践例です。算数で繰り上がりの計算が苦手な子に、①繰り上がりをまったく意識しない②繰り上がり時に、3つの数字を処理するところを、2つで済む、というテンプレートを考案しました。桁上げが苦手な子ども数人に、テンプレートを使用して、5桁どうしの数字の足し算(56789+45678)を試してもらったところ、間違えずに、どの子も1分前後で計算することができました。 しかし、このテンプレートは視覚情報の処理が苦手な子には、位置情報の処理が含まれているのでかえって混乱させてしまいます。

<アナログ時計の計算> 

 またアナログ時計での時間の計算が苦手な子に、紙に書かれたアナログ時計のテンプレートを使って教えるというやり方をしましたが、理解が進みませんでした。しかし、実際に触って針を動かせる時計の模型(同じ時間帯が色分けされている)を作成し、針をいじりながら練習をしたところ理解が進み、やがて模型がなくても計算ができるようになりました。以上、実践例でしたが、いずれも、その子が現在できるスキルを使って、その上に支援教材を組み上げる方法が有効でした。


タグ:支援教材
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